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【注文住宅】延べ床面積30坪 ― 間取りの決め方(初期段階)

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間取り さくらホーム 持ち家派

注文住宅を建てることに決めたら、土地探しをしながらも、並行して間取りも考え始めます。

家が完成するまでは賃貸の家賃を払い続けるわけですから、一ヶ月分でも払う家賃を減らすために猛スピードで準備を進めます。

家族構成

  •  父ちゃん
  •  母ちゃん(私)
  •  兄ちゃん(男/中学生)
  •  姉ちゃん 兼 妹(女/小学生)
  •  おチビ(男/保育園児)

新居に求める条件

まずは、新居に盛り込みたいことを挙げていきます。

  • 子どもたちに個人部屋を割り当てたい。
  • 2階に個人部屋を設けると、たびたび上がるのが面倒で荷物を1階に置きっぱなしにしてしまう可能性が高いので、1階に個人収納スペースを設けたい。
  • 冬場は個人部屋が寒くてリビングなどの暖かい部屋で着替えたくなる。
  • 家族全員の衣類が1ヵ所にまとまっていると洗濯物収納時に時短になりそう。
  • 全身鏡を置いて更衣室のような部屋にし、更に靴も同時にコーディネートできるようにしたい。
  • 玄関からリビングまでの間に部屋着に着替えることができるような動線がほしい。
  • 玄関から2階への階段は、リビングかキッチン付近を通るようにしたい。
  • バーのようなかっこいいカウンターキッチンにしたい。
  • 家族が集まりやすく、開放感のある空間にしたい。
  • リビング学習しやすいようなワーキングスペースとしてのカウンターテーブルがほしい。
  • トイレは1ヵ所で良い。
  • 2階にお風呂だったり、2階にリビングだったり、変わった間取りが面白そう。

他にも小さな要望はありましたが、挙げるときりがないのでこれくらいにします。

建物の形と大きさ

私たちに必要な家の大きさは、最大5人で住むことができ、夫婦二人になっても広すぎないことです。

注文住宅の価格は坪単価で概算金額の話ができるので、私たちの予算と上記の観点から建築面積15坪の延床面積30坪と決めました。

コスパ重視なので、1階と2階が同じ長方形の総二階建てを提案してもらいました。

総二階建て
ラフデザイン(外観)

しかしこれは、間取りを考えるうえでなかなかのハードルとなりました。

条件の絞り込み

建物の形も大きさも制限があるので、求めること全てを採用することはできません。

断念したり縮小したり、新しい視点からのアイディアなどで現実に近づけていきます。

ただ新しいアイディアと言っても、なかなか出てくるものではありません。

色々な建築メーカーのパンフレットや雑誌、インターネットも色々な工務店や施主さんが動画でアップしているので、それらをたくさん見ました。

[狭小住宅]で検索すると、うちよりも更に小さな家もたくさんあって、とても勉強になりました。

イメージを明確化する

この度お願いすることにしたさくらホームさんから「レイアウトやデザインを考えるときは、5mmマスの方眼紙を使うと描きやすいよ」と言われて、即日でノートを購入して、思うことを何でも書くことにしました。

例えば下の落書き。

間取り(パーツ)1
間取り(パーツ)2

見学した建売住宅の中にちょうど同じ大きさの物件があったので、その家の間取りを参考に、部屋をパーツごとに分けて描いてみました。

うちは狭小住宅ではないですが、少し小さめ家にはなります。

再低確保したいパーツをパズルのように組み合わせて、残りスペースでリビングの広さを考えたり、他の要望を組み込んでみました。

アウトプットすると考えがまとまりやすく、[できる][できない]がプロでなくても見えてきます。

例えば、廊下を少なくすると、部屋スペースを広めに確保することができると気付きました。

私の求める[玄関までつながるファミリーウォークインクローゼット]と[リビングの暖房を取り込める部屋で着替える]の両方を組み込むことはできないとわかりました。

新しいアイディアを取り入れる

階段の活用

すぐに思いついたのは[階段下収納][階段下のトイレ]。

仕入れたアイディアとしては[階段下にスタディスペース][スケルトン階段にしてリビングの中央へ配置してリビングの一部に][階段下を隠し通路にして書斎へつなげる]など。

私たちが取り入れたのは[スケルトン階段]でした。

スケルトン階段
スケルトン階段(イメージ)

階段は必要だけど空間が無駄に感じる上に暗いイメージもあったので、吹き抜けのスペースを作れない代わりにスケルトン階段で1階と2階につながりを持たせやすいようにしたいと思いました。

家事動線(キッチン周り)

うちは5人家族です。

これからは、食費節約のために外食が減って、内食が増えていきます。

結果、食料品の買い込みが増えるので、外からキッチンまでの動線はキッチリ確保したいです。

駐車場側にキッチン用の扉(勝手口)も考えましたが・・・。

私たちが注目したのは土間です。

流行りなんでしょうか?玄関土間が広く長い注文住宅を何軒も観ました、インターネットで。

キッチンまで続く土間がシューズクロークにもなっていて、一石二鳥な考え方ですね。

広く長い玄関土間
広く長い玄関土間(イメージ)

1階と2階の常識を破る

よくある間取りは、1階に水回り(キッチン、バスルーム)・リビング・和室、2階にウォークインクローゼット・主寝室・洋室2部屋ですよね。

常識を破った間取りとは、2階をLDK(リビング、ダイニング、キッチン)にしたり、2階にバスルームを設置して洗濯物も2階で干す(外バルコニーだけでなく、インナーバルコニーも)、といった感じです。

メリットとしては、2階リビングだと外からの視線が減るのでカーテンを開けやすいことや、立地によっては開放感のある景色を楽しむこともできます。

濡れて重くなった洗濯物を持って階段を上がる必要がなく、取り込んだ洗濯物の大半は2階のクローゼットにそのまま収納できます。

周囲の目や花粉などが気になって外に干しにくいことを考慮して、インナーバルコニーを2階に設ける間取りも増えているようです。

インナーバルコニー
ランドリールーム(イメージ)

プロの間取り案

いろいろ考えてはみましたが、決められた箱の中にパーツをはめ込むのは難しかったです。

パーツを変形させたりもしましたが、住みやすい空間とは言えず、面白みのない間取りを完成させることしかできませんでした。

せっかくの注文住宅なのに、オリジナル感が無いともったいないですよね。

ところが、さくらホームさんが持ってきてくれた間取り案はさすが、プロです。

私たちの要望をほどよく取り入れつつ、住みやすいけど家のサイズにきちんとハマっています。

しかも2案です。

これからは、この間取り案を元にパワーアップした間取りを楽しく考えていきます。

人生に一度(予定)の注文住宅です。

しっかり考えて楽しまないともったいないですよね。

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