注文住宅は、自分たちの要望を取り入れた間取りにすることができます。
私たちも間取りを考えてみましたが、決められた家の大きさに合わせるのはとても難しく、自分たちの要望が入っているとは言い難いものになってしまいました。
しかし、建築士さんはさすがプロ、私たちの思いがほどよく入った間取り案を持って来てくださいました。
この度お願いすることにしたさくらホームさんの間取り案をベースにして、さらに私たち家族の住みやすい形にレベルアップさせていきます。
家族構成
- 父ちゃん
- 母ちゃん(私)
- 兄ちゃん(男/中学生)
- 姉ちゃん 兼 妹(女/小学生)
- おチビ(男/保育園児)
階段の活用法
間取りを考えるに当たり、階段のスペースって中途半端で邪魔だな、と思っていました。
最初の間取り案では、階段下が収納になっていました。
空きスペースも活用できてもちろん良いのですが、それでは面白くないと思っていたところ。
さくらホームさんの建てた家を期間限定で見ることができる[完成見学会]で見た、リビングの壁際に配置されたスケルトン階段を思い出しました。
階段の蹴込み板(足を乗せる板と垂直になっている背板)を無くし、アイアン(鋳物)の手すりで視覚的な圧迫感を軽減し、オシャレでかっこいい仕上がりになっていました。
吹き抜けになっていたこともあり、[2階へ上がる暗い道]感はありません。
私たちも[明るい階段]にしたいので、[スケルトン階段]を採用したいとお願いしました。
スケルトン階段
階段をスケルトンにしたとしても、階段のみの用途ではスペースがもったいないので、もう一つ要素を付け足したいと思いました。
階段からホコリなどが落ちてきたら嫌なので、階段下にはキッチンやテーブル、ソファを配置したくはありません。
動画を見まくっていたとき、父ちゃんが見つけました。
大きな窓に向かって階段を設置し、窓からの光がスケルトン階段の隙間を通って、玄関土間を照らすような間取り。
玄関は暗くなりがちなので、照明&玄関窓+階段からの光で明るい玄関に。
夜でもリビングの光が入ってくる予定です。
階段下が土間であれば、階段からのホコリも気になりません。
シューズボックスを壁側に付けて、スケルトン階段からの光に照らされた収納スペースになります。
パーソナルブース
個人部屋が2階にあると、1階が散らかりやすくなります。
それを阻止するために、1階にパーソナルブースを設けて[見せる収納兼スタディスペース]にしたいと考えました。
メジャーリーグのロッカールームみたいなイメージです。
しかし、結構な広さの場所が必要なのです。
扉1枚分×5人=2.5畳を1階に設けるのはさすがのプロでも難しく、リビングが狭くなります。
でも、ソファ・椅子・玄関・階段に服やカバンやオモチャが溜まっていくのは目に見えています。
なので、間取りの考えやすさから、2畳分へと少しだけ小さくしました。
壁付けキッチン&カウンターテーブル
キッチンと言えば、今や対面式が当たり前。
私は料理も片付けもキッチンでの作業は嫌いなので、せめて独りぼっち感を無くしたくて、絶対に対面式にしたいと思っていました。
しかし、パーソナルブースを採用したために、さすがのプロが考えた間取りでもLDKが狭くなってしまいました。
[対面式キッチンの後ろにカップボード]という間取りは、最小スペースにするにも限りがあります。
ここで父ちゃんからの発案、[壁付けキッチンにして大きなカウンターテーブル]の採用です。
バーカウンターのようなダイニングキッチンにしたいと思っていたようで、たくさんの画像を見ていて発見。
大きなカウンターテーブルなら家族も集まりそうな雰囲気なので、キッチンにいても独りぼっち感は軽減できそう。
さらに、食洗機をビルトインにしてしまえば、片付けの時間も短縮できます。
2階の間取り
子供たちはマイルームが欲しい。
兄ちゃんとおチビは歳の差が9つ。
進学・就職・結婚を想定すると、子どもたちのマイルームが3部屋必要な期間は限られると考えました。
独立2部屋+セパレート可能な1部屋にし、廊下を広くしてフリールームとする間取りを提案してもらい、そのまま採用の運びへ。
セパレート可能な部屋は大きめにしてありますが、実際に分割すると少し狭くなるので、フリールームに衣類や本などを置くことで快適空間にできます。
おチビが小さいうちは、フリールームにプラレールやミニ四駆のコースを広げて遊んでもらえば、リビングがおもちゃで散らかっている!とういう状態を避けることもできそうです。
うちには今まで存在しなかった、モデルハウスでしか目にしなかった、2階のフリールームの存在にわくわくしながら想像が膨らみます。
レベルアップのポイント
家での過ごし方は人それぞれ、家族それぞれ違います。
自分たちが好きなこと、大事にしていることを思い返しながら取捨選択することで、理想と現実を両立させた間取りができあがるのかな、と思いました。
うちで言うなら、カッコイイこと・無駄がないこと・継続可能なこと・機能的なこと・わくわくすることを優先しました。
ここまでで大まかな間取り=部屋割りは完成です。
これからは内装や窓など、少し細かい部分を考えていく段階なります。
細かい部分を考えていると、間取りも微調整が必要になってきます。
[建築確認申請]を出すまでの微調整時期が、間取りを決める最終段階になります。