児童精神科医と保育士から勧められた通級指導教室とは<前編>

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通級指導教室 子育て
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子どもの発達障害について考えるようになってから知った[通級指導教室]とは?

聞いたこともなく、字面でもよくわからず、インターネットで検索。

通級による指導は、子供の自立を目指し、障害による困難を改善・克服するため、一人一人の状況に応じた指導を行います。

文部科学省-初めて通級による指導を担当する教師のためのガイド https://www.mext.go.jp/tsukyu-guide/

家族構成

  •  父ちゃん
  •  母ちゃん(私)
  •  兄ちゃん(男/中学生)
  •  姉ちゃん 兼 妹(女/小学生)
  •  おチビ(男/保育園児)

春:WIPPSI-Ⅲの結果を受けて

2ヵ月にわたって合計4回に及ぶ発達障害の検査を受けた。

その検査[WPPSI-Ⅲ]の結果を受けて、今後は1回/1~2ヵ月の周期で受診することになった。

リハビリ等は必要ないとのこと。

先生「小学校ではツウキュウを利用した方がいいでしょう。」

私「ツウキュウって何ですか?」

先生「週に1回程度、特別教室に行ってそれぞれの子に応じた訓練や勉強をします。

   学校によって違いがありますが、まずは教育委員会で相談をしてください。

   申し込みには期限もあるし、順番待ちの場合もありますから。」

6月:市の教育委員会に相談(1)

担任の保育士さんと話をし、やはりツウキュウを勧められ、教育委員会の指導課直通の電話番号を教えてもらった。

早めがいいと言われ、すぐに電話をかけ、翌週に担当職員の方と面談。

本人の家での様子、保育所での様子、検査結果を伝える。

ちなみに、保育所での様子は保育士さんが紙面で準備をしてくれた。

相談員

いろいろな質問にも答えてもらえるのだが、こちらの質問のメインは「ツウキュウってどんなことをするんですか?」である。

「まず、[通級]と書きます。

 以前は[ことばときこえの教室]と言っていました。

 発音・会話・聞く力をトレーニングします。

 最近では生活面でのトレーニングをしている学校も増えています。」とのこと。

であれば、おチビは後者に当てはまるのか。

「お話を伺った限りでは、特別支援学級は必要なさそうですけど、せっかくご相談いただいたので保育所での生活を見させてください。」

といったところで、相談は終わり。

7月:市の教育委員会に相談(2)

翌月、教育委員会の方が保育所へ見学に行かれたそうで、電話があった。

おチビの様子を見てもらった結果、保育士さんの主訴の通りだとか。

・周りの友達に気を取られて止まっていることがある。

・保育士さんの指示が伝わっていない時があり、個別に声掛けをされていた。

ということが主な問題。

電話相談

職員「通級の申請をされてもいいかもしれないですね。

   決められるのは保護者さんなので、希望されるのであれば就学時検診か入学前の説明会で。

   学校へ相談してくださいね。」

私「え、そんなに先でいいんですか?」

職員「ええ、特別支援学級であれば早い時期に申し込みが必要です。

   しかし、通級の申し込みは入学後の4月ですので。」

急かされて行動したけど、病院の先生も担任の保育士さんも勧める割には情報不足。

グレーゾーンの子の対応はまだまだ始まったばかり、といったところか。

特別支援教育の現状

特別支援学級

小学校、中学校等において以下に示す障害のある児童生徒に対し、障害による学習上又は生活上の困難を克服するために設置される学級。
【対象障害種】
知的障害者、肢体不自由者、病弱者及び身体虚弱者、弱視者、難聴者、言語障害者、自閉症者・情緒障害者

通級による指導

小学校、中学校、高等学校等において、通常の学級に在籍し、通常の学級での学習におおむね参加でき、一部特別な指導を必要とする児童生徒に対して、障害に応じた特別の指導を行う指導形態。
【対象障害種】
言語障害者、自閉症者、情緒障害者、弱視者、難聴者、学習障害者、注意欠陥多動性障害者、肢体不自由者、病弱者及び身体虚弱者

通常の学級

小学校、中学校、高等学校等にも障害のある児童生徒が在籍しており、個々の障害に配慮しつつ通常の教育課程に基づく指導を行っています。
なお、小学校、中学校における、学習障害、注意欠陥多動性障害、高度自閉症等の発達障害の可能性がある児童生徒は6.5%程度の在籍率となっている。
(平成24年に文部科学省が行った調査において、学級担任を含む複数の教員により判断された回答に基づくものであり、医師の判断によるものではない点に留意が必要。)

文部科学省 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/002.htm

11月:就学時検診で相談

前もって小学校へ電話をし、相談の予約をしておいた。

まずは子どものことや現在の状況を用紙に記入。

その間、担当の先生とおチビの会話。

名前・保育所・家族・好きなことなど色々。

用紙の記入が終わると、それについて話を進めていく。

相談

そして、プリントとをもとに通級についての説明。

先生「主に、ことばときこえの教室という形で行っています。」

私「生活面での補助やトレーニングといった話を病院で聞いていたんですが・・・?」

先生「中にはそういう生徒さんもいらっしゃいますよ。

   まず、自分の考えや気持ちをうまく伝えられない子の場合です。

   生活場面を想定し、相手の言葉や表情等から考えや感情を推測する指導をします。

   関わる方法を身に付けたりする指導もします。

   次に、行動や気持ちの切り替えが難しかったり、集中が続かない子の場合です。

   行動面や感情面の自己コントロールの仕方を身に着けるための指導をします。

   ただ、週1時間程度なんでねぇ、効果はハッキリとはわからないと思います。」

私「具体的にどんなことをするんですか?学習面ならわかるまで教えるとか想像できますけど。」

先生「実際の教室を見学されますか?

   申し込むためには年内中にもう一度相談の場を設ける必要があるので、そのときに。

   申し込むか決められるのは保護者の方なので。」

ということで、入級させるか悩んでも答えは出ないので、実際の通級教室を見学させてもらうことにした。

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