【無添加住宅】化学物質を控えた自然派な注文住宅

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さくらホーム 無添加住宅 持ち家派

持ち家派に転向し、戸建て住宅を購入すると決め、新築で注文住宅を建てることに。

お願いすることにしたさくらホームさんは【無添加住宅】の代理店なので、議論の余地なく[自然素材で建てる家]に決定しました。

とは言っても、コンクリート打ちっ放しのような無機質な家に憧れていた私たち夫婦ですが、無垢床など木をふんだんに使った家もお洒落で素敵!と思っていたので、知人であるさくらホームさんが無添加住宅の代理店をされていてラッキーでした。

そこで、無添加住宅について少し記述しておきます。

家族構成

  •  父ちゃん
  •  母ちゃん(私)
  •  兄ちゃん(男/中学生)
  •  姉ちゃん 兼 妹(女/小学生)
  •  おチビ(男/保育園児)

無添加住宅とは

簡単に言うと、昔の家づくりをお手本にした、自然素材を使って建てる現代の家です。

現代の家の多くは建材や家具に揮発性化学物質が使われています。

それらから発散される有害なガスによるシックハウス症候群と呼ばれる病気があり、患者数は全国で100万人以上とも言われています。

その原因を排除しつつ、ヨーロッパにある天然石や漆喰で造られた家の素材とデザインを取り入れているのが無添加住宅です。

夏や冬も快適で、本物でしか味わえない経年変化が楽しめます。

ヨーロッパの家
ヨーロッパ東部の街

無添加住宅の素材

・漆喰(しっくい) ― 高知県産の石灰岩を使用し、化学物質を使用しないオリジナル。外壁、内壁、天井に使用。

・炭化コルク ― 蒸し焼きで炭にしたコルクで、樹脂成分だけで固まるため天然素材100%。断熱材として使用。

炭化コルク
炭化コルク

・天然石 ― 花崗岩やコーラルストーンを壁に、砂岩タイルを床や土間に、粘板岩を屋根にと、種類も用途も幅広く使用。他に御影石も使用してオーダー浴室等も可。

・米のり ― でんぷんと木(セルロース)は化学式が同じで、接着剤として相性が良い。オリジナルのキャビネットにも使用。

・無垢材 ― 薬剤殺虫処理をしていない。床や建具、キッチンにも使用可。

・柿渋 ― 防腐、防カビ、独特の光沢を出す塗料として使用。

柿渋
柿渋

・ウッドファイバー ― 北海道産バージンチップを線維化させたもの。充填断熱材として使用。

・パーフェクトバリア ― PETボトルと同じポリエステル100%。充填断熱材として使用。

無添加住宅の工法

クールーフ工法

石葺き屋根の隙間を利用して自然の風力で換気することができます。

夏になると石自体は非常に熱くなりますが、自然換気することで熱が下の面にまで伝わりません。

さらに、石のサイズ1枚が60㎝角と大きく、施工時の重なり部分が少ないため、1㎡当たりの重さが瓦より軽くなり、建物の耐震性が上がります。

しかも、メンテナンスは40~50年後と、瓦並みに期間が長いです。

その上、瓦は葺き替えが必要なのに対し、クールーフは石と石の間に入れてある水切り金具の交換だけで良いので、費用が格段に安くなります。

石葺き屋根
石葺き屋根

しっくい塗り炭化コルクWALL

外壁に使用する漆喰(しっくい)の結晶化した炭酸カルシウムが、太陽光の熱源である赤外線を乱反射させるため、外壁に熱が溜まりません。

使用する炭化コルクにはグラスウール並みの高い断熱力もあります。

また、コルクの自己吸放湿の特性と、漆喰の多孔質による通質性で、結露を抑制します。

しかも、炭化コルクも漆喰も不燃材なので、耐火構造を実現できます。

さらに、漆喰塗りは目地が無いので、メンテナンスは不要です。

汚れが気になる場合のみ上塗りをします。

外壁漆喰 反射
太陽光を反射する漆喰

経年変化を楽しむ

無垢材は色味が変化します。

樹種によって濃い色目になるものと、薄い色目になるものがあるようです。

床材としてよく使われるパインやオークは濃い色目になります。

表面に摩擦が加わるほどに、自然なツヤも生まれてきます。

更に、湿度によって反ったり縮んだり膨らんだりと、形状も少し変化します。

また、杉やヒノキ、パインなどの柔らかい樹種は傷が付きやすいです。

自然にアンティークの風合いが出るのだと思うと、それらはメリットとして楽しめます。

無垢床
無垢(パイン材)床

デザインを楽しむ 

天然石と漆喰で建てられたフランス南西部の家は、300年・400年を経ても美しさを保っています。

同じように、無添加住宅の家も漆喰を壁に、天然石を屋根や壁、床に使用しています。

時とともに深みのある雰囲気を醸し出し、自然の素材感を楽しむことができます。

さらに、天然素材を使用した家はナチュラルアンティークなものとして、お手入れすれば長く使い続けることができます。

また、漆喰を使うことで、凹凸ある壁面や、曲線を描く壁面などへの塗装も容易にでき、さまざまなデザインが可能になります。

漆喰壁 小物置き
トイレットペーパーホルダー

代理店制度

株式会社無添加住宅は代理店制度を導入しているので、無添加住宅で家を建てたいときは近くの代理店にお願いすることになります。

うちの場合は逆で、お願いしたさくらホームさんが無添加住宅の代理店だったことから、無添加住宅の家を建てることになりました。

フランチャイズではなく代理店なので、会社の大きさや仕組み、商品の価格もバラバラです。

各代理店が自社の個性を出されているので、無添加の度合いも違うようです。

私たちの無添加住宅は天然石のクールーフ、漆喰の壁、無垢材(パイン)の床など…天然素材を使いつつも、キッチン・洗面・浴室・トイレはTOTO製でコストダウン。

ドアもデザイン重視で三協アルミ製です。

無添加住宅の施工例を見ても、コンセプト通りのヨーロッパ風でかわいい感じの家が多いですが、私たちはカッコイイ感じの家に仕上げたいと思い、少しわがままを聞いてもらいました。

注文住宅ならではのカスタマイズ、ワクワクします。

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