上棟日の朝、建築現場に到着すると基礎工事をした周りには足場が組まれ、コンクリート基礎の上には木の土台が組まれ、床の下地まではまっていました。
家族構成
- 父ちゃん
- 母ちゃん(私)
- 兄ちゃん(男/中学生)
- 姉ちゃん 兼 妹(女/小学生)
- おチビ(男/保育園児)
基礎パッキン
そこで気が付いたのが、コンクリート基礎と木の土台の隙間。
何か挟まってるけど、隙間が空いてるし、大丈夫?
大丈夫です。
これは基礎パッキンと呼ばれるもので、床下の換気をするために基礎と土台の間に隙間を作っています。
40年以上前の家ではコンクリート基礎に穴を開けて床下換気を行っていました。
確かに、実家の床下にも四角い穴が開いていて、鋳物の網が入れてあります。
コンクリート基礎の強度を保つために基礎パッキンを使用する工法になったそうです。
他にも、コンクリート基礎に木の土台が直接載っていると、コンクリートから出る水分を木が吸ってしまうことになり、木が腐ってしまう原因になるんだとか。
材質…無添加住宅では
一般的に基礎パッキンは樹脂に強度を持たせたものが多いようです。
しかし、樹脂は劣化します。
無添加住宅は長寿命(長く住める)の家を目指して、できるだけ自然素材を使用します。
写真でもわかりますかね?
日本でよく見る石、お墓にも使われる御影石(みかげいし)を基礎パッキンに使用しています。
耐久性の高い天然石です。
床下断熱材
昼休憩中に敷地内をウロウロしていると、いろんな破材が転がっています。
発砲スチロール?スポンジっぽくてウレタンフォームみたい。
工事仕様書によるとカネライトフォームという断熱材のようです。
正解はポリスチレンフォームでした。
密度が高く、見た目に反してかなり重いです。
厚みを父ちゃんの手のサイズと比べてみました。
床下断熱材として厚みのあるフォームが入れてあるんですって。
調べてみるとノンフロン断熱材とのことで、ホルムアルデヒドも含まれておらず、マテリアルリサイクルもできる人と地球に優しい建材です。
こちらも無添加住宅のモットー「体によくないものは使わない」に合っています。
上棟の道具
作業に使っていた道具が置いてあるのも見つけました。
左から後ろ側3本:土台に柱を差し込むために桁や足場に立って上から叩いていたハンマー・・・[かけや(掛矢)]
手前:土台に柱を差し込むために地面に立って上から叩いていたハンマー・・・[さかさかけや(逆さ掛矢)]
中央:下から梁などを支えるさすまた風のフォーク・・・[はっかい(八戒)]
業界の専門用語って面白いわ~
家に柱を立てるときにしか使わないレアな道具。
父ちゃんはその一本[さかさかけや]を使わせてもらって、貴重な体験ができましたね。
隣家は軽量鉄骨
上棟から一週間後、工事の進捗過程を見たくて建築現場に行ってみると、隣の家も上棟してました。
隣に家が建ってる!しかも壁がある!
うちの上棟後は柱だらけで壁が無く、白い養生シートで壁のように囲っています。
しかし隣は違いました。
我が家とは対照的に軽量鉄骨造の家です。
地盤改良方法、基礎工事、上棟と同じところが全くない2軒が並んで建つことになりました。
しかも、きっとどちらも建売住宅には見ないような珍しい建て方の家だと思われます。
よその家をジロジロ見るのは気が引けますが、我が家の進捗を確認しつつ、こっそりと観察させていただきます。